研究科案内

横断的研究プロジェクト - 令和7年度

ヒノキ科樹木における加齢と耐病性獲得との関係

研究代表者:鳥取大学 岩永 史子 講師

 

国内では高齢林が増加し、全国の人工林面積のうち51%を占めるまでになっている。しかし高齢林での森林病害の発生パターンや病害管理の基礎となる知見は乏しい。本申請では代表的な人工林樹種であるヒノキを対象に、漏脂症状樹病の発病プロセスの把握を目的として病原菌接種の実験系確立を目指す。

酒類産業発展のための発酵学・栽培学・酒育の融合

研究代表者:島根大学 松尾 安浩 教授

 

鳥取大学、島根大学、山口大学では「酒育研究会」を組織化し、酒類の原料となる米・小麦・カンショの生産に関わる「栽培学」と、酒類生産に不可欠な「発酵学」をキーワードに、中国地方の関係者との情報交換を目的とした集会や勉強会を開催している。さらに、地元企業などとの連携研究や学生教育にも取り組み、教育研究での幅広い地域貢献を目指している。

マメ科植物を鍵とした植物-微生物間コミュニケーションの解読とプロバイオティクス創出

研究代表者:山口大学 前野 慎太朗 助教

 

本研究はマメ科植物をモデルに、植物と微生物の双方向的相互作用の解明を目的として実施された。フィールド調査と微生物分離により459株を取得し、一部で生育促進因子産生を確認した。さらに共培養や接種試験、代謝物解析を通じて相互作用を評価し、新種候補も見出した。これらの成果から、共生機構の理解深化と農業・食品分野への応用可能性が示された。