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中国地域の地域創生に資する「酒育研究会」の創設

研究代表者:山口大学 荒木 英樹 教授

 

「酒」に関わる研究分野は、直接的には発酵学や醸造学であるが、視野を広げれば、原料の生産や食品科学、地域の文化、地域創生などに関わる領域まで広がる。鳥取大学、島根大学、山口大学では、「酒」に関してそれぞれ特徴的な研究活動が進められている。教育活動でも、地域の酒造業とも連携し、日本酒・焼酎の原料生産や醸造などを講義や実習の課題としている。酒育研究会は、3大学の中で「酒」と関連する教育研究活動を行う教員同士が情報交換を進め、「酒」をテーマとした学際的な研究グループを育てることを目的に創設した。酒育研究会では、大学院生にも研究集会への参加を促し、教員と学生が一緒になって中国地方を中心とした「酒」から生まれる課題を抽出し、その成果を研究活動や次世代の人材育成にフィードバックしている。