持続性社会構築に向けた菌類きのこ資源活用

活用研究グループ

新機能開発研究グループ 活用研究グループ:
「有用遺伝子・蛋白質・生理活性物質の探索」

リーダーの紹介

菌類の二次代謝と二次代謝産物に興味があり30年間研究を続けています。研究のキャッチフレーズは「カビは優秀な化学者」です。菌類の作る毒素(植物毒素、マイコトキシンなど)の化学構造と生合成機構の解明、毒素生成機構を利用した生産制御による毒素汚染防除法の開発、病害虫防除に役立つ農業上有用な新たな抗菌物質、昆虫忌避物質の探索が研究テーマです。研究を続ければ続けるだけ、「なぜ菌類は二次代謝を動かして二次代謝産物を作っているのか?」という素朴な疑問が膨らみます。この疑問に対してはなかなかこれといった答が見つかりません。それぞれの研究者がそれぞれの立場で違った答を持っているようです。研究を通して、多くの菌類と出会い、代謝産物と出会い、若い学生と出会い、国内外の研究者と出会う。そういった出会いを楽しんでいます。
リーダーの紹介
 中島廣光
 教授,農学博士
 天然物化学,応用微生物学
 Hiromitsu Nakajima
 Professor, Dr. Agriculture

Natural Product Chemistry, Applied Microbiology

グループの活動

活用研究グループでは菌類きのこ遺伝資源を活用した生態系を保全する技術の開発、環境負荷を軽減する技術の開発、および菌類きのこ由来の各種有用生理活性物質の同定と利用、その安定した生産技術の開発に取り組んでいます。特に食用きのこ菌糸体を用いた植物の耐病性の強化、菌根共生による植物への環境ストレス耐性付与効果とその活用、菌類きのこ由来物質を用いた病害虫防除法の開発、きのこ由来有用物質の同定と利用、高生産技術の開発を重点課題としています。

katsuyou

事業推進担当者

中島 廣光 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻 教授〕
會見 忠則 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻 教授〕
尾谷 浩 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻 教授〕
河田 康志 〔大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 教授〕
久留 一郎 〔大学院医学系研究科 機能再生医科学専攻 教授〕
簗瀬 英司 〔大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 教授〕
荒瀬 榮 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻(島根大学)教授〕
井藤 和人 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻(島根大学)教授〕

協力研究者

河野 強 〔連合農学研究科 生物資源科学専攻 教授〕
石原 亨 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻 准教授〕
一柳 剛 〔連合農学研究科 生物資源科学専攻 准教授〕
有馬 二朗 〔連合農学研究科 生物資源科学専攻 准教授〕
藪田 行哲 〔連合農学研究科 生物資源科学専攻 准教授〕
北村 直樹 〔農学部 獣医学科 准教授〕
霜村 典宏 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻 准教授〕
上中 弘典 〔連合農学研究科 生物資源科学専攻 准教授〕
岡本 賢治 〔大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 准教授〕
木原 淳一 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻(島根大学)准教授〕
上野 誠 〔連合農学研究科 生物環境科学専攻(島根大学)准教授〕
大和 政秀 〔農学部附属 菌類きのこ遺伝資源研究センター 助教〕